2020年(令和2年度)の東京都立中高一貫校の特別枠の入学者数が決定しました。
特別枠での採用を行っている東京都立中高一貫校は、小石川と白鷗の2校です。
小石川は自然科学の分野で5名、白鷗は囲碁・将棋、邦楽、邦舞・演劇という分野で合計6名の募集していました。
そもそも特別枠での受検、合格とはどういうことなのかをご説明します。
特別枠とは、学校側が、ある分野で抜きんでた個性的な才能を持っていると判断できるような生徒として入学を認める募集枠のことです。
白鷗でいうと、先ほど挙げた分野で「卓越した能力がある者」という基準が設定されています。
小石川では「自然科学分野で全国的コンクール等の入賞」というのが条件となっています。
これらの条件を満たした子どもだけが受検する資格を持つという限られた特別な枠、ということで特別枠なんですね。
条件が条件だけに、募集枠に対して必ずしも定員の合格者を出すわけではなく、極端に言えば合格者なし、ということもあり得ます。
つまり、特別枠での合格者が出なければ、その分だけ一般入試で合格する生徒数が増えるということになるんですね。
さて、果たして今年の特別枠の結果はどうだったのでしょうか。
早速、今年の結果を報告させていただきます。
今年度の特別枠の合格者数は以下の通りでした。
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白鷗では、男女問わず合計で6名の募集をしていました。
その中で、囲碁・将棋の分野で男子3名が受検しましたが、合格はゼロ。
邦楽の分野で女子3名が受検し、2名が合格。
そして、邦舞・演劇の分野で男子2名、女子2名が受検しましたが、合格したのは男子1名。
結果、白鷗全体で3名の合格者が出ました。
一方、小石川では、男女問わず合計で5名の募集をしていました。
その中で、自然科学の分野で男子2名、女子3名が受検し、女子3名のみが合格となりました。
最終的に、今年の都立中高一貫校の特別枠での合格者数は6名ということになりました。
昨年は白鷗2名、小石川1名の合計3名だったので、2倍の合格者となったわけです。
先ほど書いた通り、この合格者の分だけ一般入試での合格者数に影響を与える結果となります。
本日は一般入試の当日だったわけですが、この2校については昨年より若干厳しい戦いを強いられることになったということになります。
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