今年の夏は新型コロナウィルス感染症対策として、ほとんど家から出なかったため、家庭菜園に取り組んでいたことを書きましたが、実はもう一つ、例年にないことをやっています。
それが、カブトムシの飼育です。
知人からカブトムシを雄雌一匹ずつ譲り受け、大きめの飼育ケースに入れて、きゅうりやトマトの横で育ててきました。
過去にも何匹かもらったことがありますが、適当な土と、適当な昆虫ゼリーで、小さなケースに入れていただけだったので、結構すぐにお亡くなりになられていましたが、
今回は「つがい」でいただいたので「もしかすると交尾して卵を産んでくれるかも」と期待して、ちゃんとした飼育用の土やら、餌やら、保水液、ハエよけシートなどなどを買い揃えて万全の態勢で臨みました。
といっても、すべて百均で用意したので、質は良くないでしょうし、大してお金はかかってません。
飼育を始めて最初の数日は、それなりに昆虫ゼリーを食べて元気に動いていた2匹のカブトムシですが、1週間がたったころ、雄の方が脱走を試みたようで、ハエよけシートを角で突き破り始めました。
フタはしっかりとしているので、脱走はできなかったのですが、角の先端にハエよけシートの繊維が絡まり、そこに土やらゼリーやらが付着して泥団子みたいなものがくっついて外れなくなってしまいました。
とりあえず元気に動いていたのでそのまま放置していたのですが、数日後には動きが鈍くなってゼリーも食べなくなってきたので、これはやばいと思い、雄を傷つけないように慎重に泥団子をはがしてやりました。
悪戦苦闘の結果、なんとかきれいに元通りの姿にしてあげることができましたが、時すでに遅しだったか、その数日後、残念ながらオスはお亡くなりになってしまいました。
一方、雌の方はというと、ほとんど地上に姿を見せず、土の中にもぐっていることが多くなっていました。
雄と一緒に飼育ケースの中で暮らしたのは2週間くらいだったので、これでは交尾はできていないかなと思いました。
それから雌だけで2週間ほど暮らしていましたが、ある日、地上で仰向けになってお亡くなりになっていました。
主のいなくなった飼育ケースを片付けなければと思いながら、2週間ほど放置してしまい、先日、ようやくケースから土を出して処分しようとしたところ、
なんと、諦めていた幼虫が出てきました。
しかも、驚くことに、その数30匹以上!
数匹はお亡くなりになられていましたが、それでも29匹は元気に育っており、大きさも10円玉くらいになっていました。
これには家族みんなびっくりで、特に下の子はとても喜んで、かわいい〜ぷにぷにしてる〜と言って手のひらに乗せて観察していました。
上の子は、ウジャウジャいて気持ち悪い〜と言ってほとんど直視せず。
ちょうど幼虫の第1形態から第2形態へ脱皮しようとしている子もいて、幼虫って脱皮するんだ〜と私も初めて知りました。
写真を撮りましたが、気持ち悪いと感じる方がいると思うので掲載は控えておきます(笑)
育て方を調べてみると、手間はほとんどないようですが、上手く育てられるかどうか・・・。
餌と飼育用マットを買い足してきたので、これからはきゅうりと共にカブトムシの幼虫の様子もチェックすることになりそうです。
コロナで自宅待機が続いた夏でしたが、色々と初めての経験ができて無駄ではなかったなと思いました。