京都府の公立中高一貫校の入試には、適性検査の点数だけでなく、報告書点(内申点)と面接点が含まれます。
適性検査の配点は公開されていますが、報告書点と面接点については公開されていないため、合否判定の合格ラインの得点がどれだけになるかは公表されません。
そのため、今回は、この合格ラインについて仮説を立ててみました。
目次
京都府公立中高一貫校 適性検査 配点
京都府の公立中高一貫校は、府立中が4校(洛北、南陽、園部、福知山)、京都市立中が1校(西京)です。
適性検査はⅠ、Ⅱ、Ⅲの3種類があります。
各適性検査の内容としては、
適性検査Ⅰが国語的な問題
適性検査Ⅱが理科、社会、算数などの融合問題
適性検査Ⅲが算数問題
となっています。
各検査の配点は以下の表のとおりとなっています。
全ての学校で適性検査Ⅰ、Ⅱ、Ⅲが行われ、それぞれ100点満点、合計で300点満点となっています。
都立中の配点から京都の配点を考察する
都立中高一貫校は、適性検査+報告書で、合計1000点満点で合否が判定されます。
適性検査と報告書の配点割合はおおむね「8:2」か「7:3」となっています。
この東京都の配点割合を京都府についてざっくりと当てはめてみると、「適性検査:報告書:面接」は、「7:2:1」くらいになるのではないかと推測できます。
この仮説をもとに、さらに大胆に点数を割り振ると
適性検査300点、報告書点70点、面接点30点、合計400点満点
くらいとなるのではないかと予想できます。
これはあくまでも私の仮説なので真相は定かではありませんので一意見としてお考え下さい。
京都府公立中高一貫校 合格ラインの報告書と面接の点は?
京都府公立中高一貫校の適性検査の合格点は、おおむね7割(70点✕3=210点)取らなければならないと言われています。
(かつては西京は5割が目安と言われていましたが近年は易化して7割ほどになっていると思われます)
報告書点はあゆみの成績を1、2、3の3段階で評価し、京都府立中が4、5、6年生の成績、京都市立が5、6年生の成績を合計します。
仮説の通り、もし報告書点が70点満点だとすると、適性検査1個分にあたるため、侮ることはできない点数だと思います。
面接についてはどのような採点基準で、どれくらいの得点率なのかもわからないので、未知数です。ただ、過去に適性検査と報告書点が良かったのに落ちた、という子は聞かないので、面接では受検者間で得点の差は少ないと考えられます。
このように、
①70点が目安となる適性検査
②満点で70点となる報告書点
③合否への影響は小さいとみられる面接点
というポイントを整理してみると、
③については、合格ライン上にいる子たちの中でおおきな点数差は出て来ず、
①と②を合計して280点前後というのが合格ラインの目安になってくるのではないかと推測できます。