公立中高一貫校の受検での繰上げ合格について、合格発表から繰上げの連絡が届くまでのスケジュール、合格者数決定方法、合格通知方法、合格手続き方法ついてまとめてみました。
出願から受検までの流れや手続きはチェックしていたけど、繰り上げ合格の場合ってどうなるの?ということを知らずに焦る方が多いようです。
実は公立中高一貫校受検では、難関私立と併願するパターンがかなり増加していて繰上げ合格者の数は増加傾向にあるようです。
もし、合格発表のときに受験番号が無かったとしても、繰り上げ合格の場合もありますので、逆転合格を諦めずに待つときの目安となるスケジュールをご紹介します。
なお、すべての公立中高一貫校の場合を調べたわけではありませんので、あくまでも目安としてご承知おきください。
目次
繰上げ合格の通知連絡はいつ、どうやって知らされるのか
学校側は、あらかじめ用意していた「繰り上げ合格者の候補者リスト」をもとに、リストの上位者から順番に繰上げ合格候補者への連絡を行います。
東京都だと合格発表当日に「繰り上げ合格候補者通知書」が候補者へ届くように郵送します。
この通知書には、繰上げ合格候補者リストの順位が書かれているので、その番号順に電話がかかってくるということになります。
この事前通知の方法については、各都道府県教育委員会や各学校によって違いがあるため、詳細は募集要項などでチェックしておきましょう。
繰上げ合格者数はどのように決定されるのか
そもそも繰り上げ合格とは、合格した子どもが何らかの理由で入学を辞退した場合に、不合格だった子どもの中から成績上位の者を順に合格者に引き上げる制度です。
なので、辞退者の数、つまり合格者の中で入学の意思を示した者の数が募集定員に達していないことが確定した時点で、その不足する人数分が繰り上げ合格者数となります。
要するに、「辞退者の数=繰り上げ合格者数」ということになります。
合格者が入学の意思を学校側へ伝えるための期間は、おおよそ1日~2日となっています。
この期間の間は、辞退者数は確定しないため、入学手続き締切日時以降になって、ようやく繰り上げ合格者数は確定します。
繰り上げ合格者数が確定したら、学校側は候補者リストの上位から順番に電話連絡を行います。
なので、入学手続き締切日時が2月10日12時だった場合、繰上げ合格の連絡は早くてもその日の午後以降ということになります。
繰上げ合格となったらどうすればいいのか
まず、繰り上げ合格の候補者となった場合、通常の合格者の入学手続き締切日になるまでは待つしかありません。
入学手続き締切後、辞退者数が確定して繰り上げ合格者数が確定したら、あとは学校からの連絡を待つのみです。
晴れて学校から繰上げ合格の連絡が届いたら、繰り上げ合格者の入学手続き締切日時までに「入学意思確認書」を持って学校へ入学手続きに行きましょう。
公立中高一貫校の繰上げ合格スケジュールまとめ
それでは公立中高一貫校の繰り上げ合格スケジュールについてまとめます。
①繰り上げ合格候補者リストが作成される
②繰り上げ合格候補者へ、候補者となったことが通知される
③入学手続き締切後、入学辞退者数=繰り上げ合格者数が決定される
④繰り上げ合格候補上位者から順番に学校から連絡がくる
⑤入学意思確認書を持って入学手続きに行く
以上です。
実際の流れについては、各都道府県、各学校によって様々ですので自分の受検校を場合をチェックしておきましょう。
2023年度 広島県公立中高一貫校受検スケジュール 繰上合格
2023年度 京都府公立中高一貫校受検スケジュール 繰上合格
2023年度 神奈川県公立中高一貫校受検スケジュール 繰上合格
2023年度 千葉県公立中高一貫校受検スケジュール 繰上合格
2023年度 埼玉県公立中高一貫校受検スケジュール 繰上合格