公立中高一貫校のはてなブログ

このブログは、全国の公立中高一貫校の受検について考察するブログです。 受検倍率や大学合格実績のデータ収集、適性検査問題の分析、受検勉強法、教材(進研ゼミ、Z会、ブンブンどりむ)や塾(ena、日能研、栄光ゼミ)の体験談口コミを紹介しています。 2019年に都立中高一貫校に合格しました。

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2023年都立中 繰上げ合格者数 106名 学校別 男女別 入学辞退者数の記録更新

2023年2月10日(木)に都立中高一貫校の受検合格者による入学手続き状況が東京都教育委員会より発表されました。

 

入学定員から、10日時点で入学手続きを終えた人数を引くことで、入学辞退者数が分かります。

入学辞退者の数だけ繰上げ合格者が出ることになります。

 

以下に都立中高一貫校の学校別の繰上げ合格者数、男女別の入学辞退者数をご紹介します。

昨年度との比較数値も出していますので合わせてご覧ください。

 

目次

2023年 都立中高一貫校 入学辞退者数(繰上げ合格者数) 

2月10日時点でまだ入学手続きをしていないだけという人もいるはずですので、あくまでもこの計算で算出できる人数は、入学辞退者数≒繰り上げ合格者数の概算の人数ということになります。

 

また、繰り上げ合格については、男女の別はなく、成績上位者から繰上げ合格の権利が回ってきます。

ですので、辞退者の男女数と繰り上げ合格の男女数はイコールにはなっていないと思われます。

 

例えば、小石川の今年の入学辞退者数は男子が12人で、女子が17人、合計で29人となっていますが、この場合、もし仮に、繰り上げ合格の候補者順位の1位~29位が全員女子もしくは男子だった場合は、極端な話、繰り上げ合格者は全員が女子、もしくは男子になるということです。

 

そして、今回発表されている数字は、2月10日時点の辞退者数なので、繰り上げ合格の候補者の中に辞退者がいた場合は、さらに繰り上げ合格者は増えることになります。

 

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2023年 都立中高一貫校 入学辞退者数(繰上げ合格者数) 分析 考察

2023年度の入学辞退者数(想定)は、都立中高一貫校全体で106人という結果となり、記録更新となりました。

 

入学辞退者数が昨年より増えたのは、小石川、桜修館、両国、大泉、立川国際です。

昨年と変化がなかったのは、白鴎と南多摩です。

昨年より減ったのは、武蔵、三鷹、富士です。

 

小石川は男子で12名、女子で17名、合計29名です。

武蔵は男子で7名、女子で5名、合計12名です。

三鷹は男子で1名、女子で3名、合計で4名です。

桜修館は男子で3名、女子で11名、合計で14名です。

両国は男子で13名、女子で4名、合計で17名です。

大泉は男子で5名、女子で6名、合計で11名です。

白鴎は男子で3名、女子で4名、合計で7名です。

南多摩は男子で2名、女子で4名、合計で6名です。

富士は男子で3名、女子で0名、合計で3名です。

立川国際は男子で1名、女子で5名、合計で6名です。

 

特筆すべきは小石川の29名で、実に合格者の18%、約2割の子が辞退しているということです。

これはかなりの割合なので、もしかすると、事前に送付されているはずの繰り上げ合格候補者通知書を受け取っていない子にまで繰り上げ合格の権利が回ってきている可能性があるのではないかと思います。

 

2番目に辞退者数が多かった両国の17名もかなり多い数だと思われます。しかも男子で13名に対して女子が4名と男女比がかなり違っているため、今年は女子の入学者が異常に多い年となってしまうかもしれませんね。

 

3番目に辞退者が多かったのが桜修館、そして4番目が武蔵となっており、この順位はほぼそのまま偏差値順という並びになっています。

 

辞退者数と偏差値の高さに相関がありそうな結果となっているので、やはり私立難関中学との併願受検(による滑り止め校としての都立中受検)が増えてきているということかと思います。

 

 

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