東京都立中高一貫の東京都立桜修館中等教育学校が2019年の適性検査の問題、解答、解説を無料で公開してくれました。
2019年2月3日に行われた、最新の適性検査の問題が早くも公開されています。
2019年の桜修館は、適性検査Ⅰは独自問題です。今年は例年とちょっと変わり、問題が3つに分かれていました。
ただ、出題傾向自体は変わらず、読解問題と作文だったので問題自体の難易度はやや易しくなっていた印象です。
適性検査Ⅱについては共通問題で、大問1が桜修館の独自問題です。
大問1は「お菓子作り」を題材にした数学の問題で、条件を素早く読み取り、そこから比、面積、展開図といった問題が続きました。
ここが桜修館の合否を分ける問題となるため、難易度もやや高めだったと思います。
大問2については、日本の出入国者についての問題、大問3については、紙の性質についての問題でした。
桜修館は適性検査Ⅲが無く、適性検査Ⅱの得点が全体の5割(50%)を占めるということで、ここで得点をどれだけ稼ぐかで合否が分かれると言っても過言ではありません。
それが共通問題で出題されるということは、いかに都立中の過去問をやりこんだかということが合否に直結します。
2019年についてはこのような出題でした。
自宅で模試の代わりとして解いてみるなら、ちゃんと解答用紙をプリントアウトして解くことをお勧めします。
というのも、出題自体が解答用紙のマス目を使って解答する問題になっているので、それがないと解きづらいです。
また、本番と同じ環境で解かないと模試の効果としては半減してしまうと思うからです。
さて、桜修館では、2017年、2018年と、過去2年分の適性検査の問題、解答用紙、解説が無料で公開されているので、過去問集などは買わなくてもいいかもしれません。
平成29年・30年度 適性検査問題 | 東京都立桜修館中等教育学校
ただ、10年分くらい解いておけば、桜修館対策としては完璧なので、徹底してやりたい!という方には以下の過去問集をお勧めします。
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また、都立中高一貫校の適性検査は各学校ごとの特色は薄いので、いろんな学校の過去問をまんべんなく解いておくことをおすすめします。
その方が試験当日の傾向変化にも対応する本番力が身につくからです。