都立中高一貫校に入学するまでの春休みにやっておいた方がよい勉強として「英語の発音」をおススメします。
英語は受検勉強では全く手を付けていない分野なので、中学生から初めて本格的に勉強するという人も多いと思います。
うちの子が通う学校では、入学前の宿題としてNHKのラジオ英語を毎朝聞くようにというものが出ています。
ちょうど、4月1日(月)から新年度がスタートするので、これで勉強していくのが初歩から楽しく学べていいのかなと思います。
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ラジオ英語を学校が勧める理由は、やはり授業ではどうしても単語の暗記や文法の勉強に偏りがちで、「聞く」「話す」といった英会話力の開発という点をカバーしきれないからだと思われます。
都立中高一貫校の学習指導要領には、英会話力を向上させるということが書かれているので、授業ではやりきれないところを自宅学習で補完していきたいということでしょうね。
私も英語は実践するのが上達の近道だと思っていて、その基礎はやはり正しい英語の発音を聞いて、声に出して発音するという「英語耳」と「英語口」を身に着けることが効率的だと思います。
日本史や世界史のように、ぶっちゃけ受験勉強のためだけに暗記してあとで忘れてもいいなら「Name」という単語を「ナメ」と読んでひたすら暗記してもかまいません。
ただ、結局はTOEICで高得点を取れるくらいの英語力を身に着けないといけなくなるのであれば、そこからの逆算で最も効果が高い勉強法を始めからやっておいた方がトータルで見て効率的です。
正しい発音を身に着けることで、単語一つ覚えるにしても、耳で聞く、手で書く、発音する、という3点セットでやるのが記憶に残ります。
正しい発音なら、頭の中で英語をカタカナの日本語に置き換えるという作業がなくなるだけで、リーディングのスピードも上がります。
正しい発音とリズムを身に着けることで、文法も頭で考えるのではなく感覚として身につきます。
こういったメリットが多いのですが、デメリットとしては、英語の発音は日本語には無い発音があるので、正しい発音をできるようになるにはかなりの苦労があるため、挫折しがちということです。
長続きしない。
なので、とにかく最初は継続してできる教材を選ぶことが重要です。
ラジオ基礎英語1は中学生向けに作られているので続けやすいんじゃないでしょうか。
それから、わが家ではまずは英語の発音バイエルといわれる「フォニックス」に取り組むことにしました。
これをしっかりと身に付けておくことでラジオ基礎英語の効果も上がると思います。