公立中高一貫校のはてなブログ

このブログは、全国の公立中高一貫校の受検について考察するブログです。 受検倍率や大学合格実績のデータ収集、適性検査問題の分析、受検勉強法、教材(進研ゼミ、Z会、ブンブンどりむ)や塾(ena、日能研、栄光ゼミ)の体験談口コミを紹介しています。 2019年に都立中高一貫校に合格しました。

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2020年都立中高一貫校 大泉高校受験で定員割れ!2021年から募集停止へ

2020年度の東京都立高等学校入学者選抜応募状況(最終応募状況)が発表されました。

都立中高一貫校のうち、高校からの入学者を受け入れている学校は、白鴎、両国、武蔵、大泉、富士の5校です。

これらの学校の募集人員、応募人数、受験倍率をまとめました。

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目次 

 

2020年東京都立中高一貫校 高校受験倍率 学校別

学校名 募集人員 応募人員 受験倍率
白鴎   31  31  62  38  45  83  1.23  1.45  1.34
両国   31  31  62  38  42  80  1.23  1.35  1.29
富士   31   31  62  41  38  79  1.32  1.23  1.27 
大泉   31  31  62  36  23  59   1.16  0.74  0.95 
武蔵   31  31  62   44  41  85   1.42  1.32  1.37 
合計            310        386        1.25

 

2020年度の受験倍率は、昨年と比較するとかなり落ちています。

 

昨年は、白鷗が男女合計で1.65、両国が1.53、富士が1.55、大泉が1.50、武蔵が1.58という状況でした。

 

概ね1.5を超える数字だったのですが、そこから大きくダウンしていますね。

 

特に衝撃的なのが、大泉の女子と合計で、1倍を割ってしまったこと、いわゆる定員割れになってしまったことでしょう。

 

1倍を割る、定員割れということは、つまり、受験すれば合格するということです。

高校受験ではそう珍しくない現象ではありますが、中学受検時点での倍率を考えると信じられないくらい低い数字ですよね。

 

ちなみに、3年前の2017年のときの大泉の中学受検倍率が何倍だったかというと、男子で6.03倍、女子で7.20倍、男女合計で6.74倍という数字でした。

 

なので、この時にご縁がなかった生徒は、3年間頑張って高校受験でリベンジ果たしたという子もいるんじゃないでしょうか。 

 

 

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一方、こちらの記事でも書きましたが、都立中高一貫校の高校入学については、受検者数の減少に歯止めがかからず中学受検だけが過熱した状態であることを踏まえて、2021年以降に廃止されることが決定しています。

 

【朗報】都立中高一貫校の募集枠が拡大! 富士・武蔵・白鷗は2021年、両国・大泉は2022年から増加! - 資産運用マンのブログ

 

これで、6年間の一貫した教育が本格的に導入されると喜ぶべきか、それとも高校入学生という異文化交流がなくなることを悲しむべきか、判断は人それぞれでしょうね。

 

ただ、大学合格実績だけがその判断の指標になってしまっていないかが危惧されるところではあると思います。

 

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