2024年度(令和6年度)東京都立中等教育学校及び東京都立中学校、東京都内の公立中高一貫校全11校の一般枠受検応募者数、応募倍率(志願者数、志願倍率)募集定員、応募者数、倍率を男女別に一覧にし、前年と比較してみましたのでご紹介します。
東京都の公立中高一貫校は、東京都立中高一貫校が10校、千代田区立中等教育学校が1校、全11校となります。
東京都立白鷗高校・附属中学校
東京都立両国高校・附属中学校
東京都立武蔵高校・附属中学校
東京都立富士高校・附属中学校
東京都立大泉高校・附属中学校
東京都立小石川中等教育学校
東京都立桜修館中等教育学校
東京都立立川国際中等教育学校
東京都立南多摩中等教育学校
東京都立三鷹中等教育学校
千代田区立九段中等教育学校
目次
2024年度 東京都 公立中高一貫校 男女別志願者数 志願倍率 前年比
※ 2024年1月23日現在の状況です。
2024年度 東京都 公立中高一貫校 受検 応募状況
募集定員について、本年度よりすべての学校で男女別募集廃止と記載しておりましたが誤りでした。例年通り本年も男女別の募集となっています。
また今年度の募集定員に変動はありません。(昨年からすべての学校が高校募集を停止し中学募集のみとなりました)
応募者数については11校全体でご紹介します。
男子が2,845名、女子が3,480名、男女合計で6,758名となりました。
九段中が応募者数の男女別の発表を廃止したため、男女別の昨年比が出ていません。
男女合計では、昨年より638名の減少となりました。
続いて応募倍率ですが、
倍率が上がったのは、立川国際、九段の2校です。
立川国際が0.27ポイント増の4.07倍、九段は0.32ポイント増の5.41倍でした。
上記2校以外は倍率が下がりました。
小石川は0.39ポイント減の4.41倍、白鴎は0.35ポイント減の4.20倍、両国は0.47ポイント減の4.38倍、桜修館は0.99ポイント減の4.41倍、富士は0.05ポイント減の3.54倍、大泉は0.42ポイント減の4.17倍、南多摩は0.41ポイント減の3.73倍、武蔵は0.31ポイント減の2.63倍、三鷹は0.97ポイント減の4.81倍でした。
11校全体でいくと、2023年度の応募倍率は0.39ポイント減の4.10倍という結果となりました。
2023年度 東京都 公立中高一貫校 受検 応募倍率 分析ポイント
詳細な分析は改めて行いたいと思いますが、現時点での見るべきポイントを少しだけ書いておこうと思い,ます。
全体感としては、おおむね予想の範囲内の倍率の下落といったところです。
少子化による自然減の影響で、平均すると毎年0.3~0.4ポイントくらいの下落が続いていくのではないでしょうか。
立川国際の倍率が上がった理由は、昨年一気に1ポイント以上も倍率が下がったので、今年はその反動で応募者が増加したということなのではないかと思います。
九段については、男女別が廃止されたことで勝機ありと見た層が応募を増やした結果ではないかと推測されます。
全11校のうち、富士の男子だけが唯一、昨年より応募者が増えており、その影響で富士の倍率の低下が最も低く、ほぼ前年並みとなっています。
大きく倍率を下げたのは桜修館、三鷹ですが、それでも全11校中、2位と3位の高倍率となっているので、相対的にまだまだ高倍率と言えそうです。