公立中高一貫校のはてなブログ

このブログは、全国の公立中高一貫校の受検について考察するブログです。 受検倍率や大学合格実績のデータ収集、適性検査問題の分析、受検勉強法、教材(進研ゼミ、Z会、ブンブンどりむ)や塾(ena、日能研、栄光ゼミ)の体験談口コミを紹介しています。 2019年に都立中高一貫校に合格しました。

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2023年度 東京都公立中高一貫校 受検倍率 男女別 前年比 一般枠 白鴎 両国 武蔵 富士 大泉 小石川 桜修館 立川国際 南多摩 三鷹 九段

2023年2月3日(金)に、2023度(令和5年度)東京都立中等教育学校及び東京都立中学校、東京都内の公立中高一貫校全11校の入学適性検査が実施されました。

 

それを受けて、一般枠受検者数、受検倍率、募集定員が確定しましたので、各学校ごとに男女別にこれらの数値を前年と比較してみましたのでご紹介します。

 

 

目次

2023年度 東京都 公立中高一貫校 受検倍率 男女別 前年比

※ 2023年2月3日現在の状況です。

 

2023年度 東京都 公立中高一貫校  受検倍率 状況

まず募集定員についてですが、小石川と白鴎については、特別枠での合格者数によって定員が変化するため、毎年数名の違いがあります。

 

その他の学校については基本的に定員に変化はありません。

ただし、高校募集を停止して中学募集を増やした年度が過去にあります。

今年の白鴎がまさにそれで、募集定員が30名増えました。

 

結果、今年は、小石川160名、白鴎が166名となりました。

 

残りの学校については募集定員に変動はありませんでした。

 

受検者数については11校全体でご紹介します。

 

男子が3,178名、女子が3,846名、男女合計で7,024名となり、昨年より男子は145名減、女子は39名減、合計で184名の減少となりました。

なんとか7,000名は維持した形です。

 

続いて受検倍率です。

 

男女ともに倍率が上がったのは、小石川、両国、桜修館の3校です。

 

小石川は男子で4.06倍(前年プラマイゼロ)、女子で4.50倍(0.26ポイント増)、合計で4.28倍(0.13ポイント増)です。

両国は男子で4.66倍(0.04ポイント増)、女子で4.64倍(0.13ポイント増)、合計で4.65倍(0.08ポイント増)です。

桜修館は男子で4.25倍(0.28ポイント増)、女子で5.86倍(0.21ポイント増)、合計で55.06倍(0.24ポイント増)です。

 

男子は倍率を維持、女子は下がったのは、富士の1校です。

 

富士は男子で3.21倍(前年プラマイゼロ)、女子で3.71倍(0.44ポイント減少)、合計で3.46倍(0.22ポイント減小)となりました。

 

男子は倍率が下がり、女子は倍率が上がった、もしくは横ばいだったのは、大泉、南多摩、三鷹の3校です。

 

大泉は男子で3.90倍(0.14ポイント減)、女子で4.85倍(0.32ポイント増加)、合計で4.38倍(0.09ポイント増加)でした。

南多摩は男子で3.79倍(0.23ポイント減)、女子で4.30倍(0.02ポイント増加)、合計で4.04倍(0.10ポイント減少)でした。

三鷹は男子で4.84倍(0.65ポイント減)、女子で6.25倍(0.31ポイント増加)、合計で5.54倍(0.17ポイント減少)でした。

 

男女とも(もしくは男女の別なし)で倍率が下がったのは、立川国際、武蔵、九段の3校です。

 

立川国際は男子で3.14倍(1.22ポイント減)、女子で4.17倍(1.25ポイント減)、合計で3.65倍(1.23ポイント減少)でした。

武蔵は男子で2.98倍(0.01ポイント減)、女子で2.69倍(0.21ポイント減)、合計で2.83倍(0.11ポイント減)でした。

九段は男子で3.93倍(0.48ポイント減)、女子で5.48倍(0.60ポイント減)、合計で4.70倍(0.54ポイント減)でした。

 

11校全体でいくと、2023年度の受検倍率は男子で3.84倍(前年比0.25ポイント減)、女子で4.64倍(前年比0.15ポイント減)、合計で4.24倍(前年比0.20ポイント減)という結果となりました。

 

2023年度 東京都 公立中高一貫校  受検倍率 分析ポイント

応募倍率の時点でも多少言及しましたが、全体感としては、予想していたほど受検倍率が下がらなかったという印象です。

 

白鴎については、募集定員を増加させたので倍率が下がってくるだろうとは思っていましたが、思ったほど下がっていません。

立川国際が1ポイント以上下がっているのと比べると、もっと下がってもおかしくはなかったと思います。

 

また、小石川、両国、桜修館については、ポイント数は僅かながら倍率が増加しています。

少子化で倍率が下がる傾向にある中での増加なので、特徴的な現象だと言えると思います。

 

この白鴎、小石川、両国、桜修館の動きを総合すると、中学受験全体の過熱感が都立中高一貫校受検にもやはり影響しているということが言えるかと思われます。

 

これらの学校は、偏差値や立地面から私立中学受験の併願校として挙げられることが多い学校なので、併願受験組が多くいるのではないかと推測されます。

 

そう仮定すると、これらの学校では合格者の中で辞退する子が多くなるかもしれないという期待もできるかと思うのですが、果たしてどうでしょうか。

 

 

ここ数年、高校募集停止・中学募集増加の学校が立て続いたことで、倍率は3年連続で約0.5ポイントずつほど下がり続けてきたのですが、下げ止まりの傾向が見えてきたのではないかと思われるような結果です。

 

今年の白鴎で、都立中学の募集増加計画は一旦終了となりますので、来年はもしかすると受検倍率は横ばい、もしくは増加する可能性もあるのではないでしょうか。

 

 

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