子どもが都立中高一貫校に通い始めて9か月が経ちました。
年末に子どもに中学生になってから今年はどんな年だったかと聞いてみたのですが、受検勉強に明け暮れていた昨年は1年間があんなに長く感じたのに、今年は本当にあっという間に時が過ぎていった、と話していました。
いい意味で忙しく、部活に勉強に、と慌ただしい生活を送れたことに満足しているようです。
受検を薦めた親としては、この反応にはとりあえず一安心したというのが率直な感想です。
というのも、中学受験は合格がゴールではなく実際に学校生活を送ってみないと成功だったのか失敗だったのかは判断できないからです。
通ってみた結果、まったく自分には合っていないと思うようなことになってしまうという可能性もあります。
それがなかったというのは、本当に良かったなと感じています。
また、学校生活はどうなのか改めて聞いてみたところ、自分のクラスは学年の中でも「一番いいクラス」で、本当にラッキーだということでした。
「いいクラス」とはどういうことなのか、と聞くと、
授業中にふざける生徒もいるが、度を越した悪ふざけをする子がいないので、適度にリラックスした状態で授業を受けられるのだということでした。
文化祭、体育祭、林間学校など、クラスで取り組む行事では、冷めてやる気がない非協力的な子がいるということもなく、むしろみんなで団結して楽しく盛り上げていこう、という雰囲気があり、クラスでの生活は楽しく過ごせているようです。
受検を経て入学しているだけに、同じくらいの学力、教養の子が集まる中で授業を受けられるというメリットを最大限に享受できているようで、ありがたいなと思います。
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先生についても、いい先生に恵まれたなという感じで、教科によって差があるようですが、だいたいの先生との距離感は上手くいっているということも大きいようです。
小学生のときは、先生がしっかりと生徒を叱ってくれない、生徒同士のいざこざを仲裁しきれない、といったことに対して不満をもっていたことが学校生活において大きなストレスの一因となっていました。
それが中学生になってからは大きく改善され本当に楽になったという感覚があるようです。
都立中高一貫校の先生は、全員ではないですが教員採用の公募に自ら志願してきている人がいるため、やる気がある先生の割合は高いと思います。
全教員が対象ではないようですが、中高一貫の先生は中学と高校、二つの学校の教育課程を教えなければならず、普通の学校の先生よりも大きな負担になっていると思います。
公立でありながら私立の進学校に負けないくらいの難関大への合格率をあげることが命題となっているので、本当に大変な激務だと思うと、先生方には感謝しかありません。
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