東京都教育委員会による「児童・生徒の学力向上を図るための調査」について調べてみました。
小学校の2学期の終わりに、あゆみとともに、「児童・生徒の学力向上を図るための調査」個人票というものが返ってきましたが、これってどういう調査なのでしょうか?
あゆみの成績にどう関係しているの?
結果はどのように見ればいいの?
対象の学校は?
疑問に思ったので調べてみました。
目次
児童・生徒の学力向上を図るための調査とは
「児童・生徒の学力向上を図るための調査」は、東京都教育委員会が行っている調査です。
令和3年から実施されることになった、まだ新しい調査です。
調査の目的は、新しい学習指導要領にのっとった内容となっています。
新しい学習指導要領には、これからの社会がどんなに変化して予測困難になっても自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、判断して行動し、それぞれに思い描く幸せを実現してほしい、そして、明るい未来を共に作っていきたいという願いが込められており、そのために、以下の3つの力を育んでいくとしています。
①学びに向かう力、人間性等
②知識及び技能
③思考力、判断力、表現力等
この3つの中で、東京都教育委員会が「児童・生徒の学力向上を図るための調査」で把握しようとしているのは、①の「学びに向かう力等」だそうです。
調査対象は?
調査の対象となるのは、都内公立小学校の4年生~6年生です。
小学4年生のうちは、「学びに向かう力」を中心に調査します。
小学6年生からは、「知識及び技能」「思考力、判断力、表現力等」を中心に調査を行います。
調査結果は?
調査の結果は、個人票で返ってきます。
本人が自己申告しているアンケートのような内容になっているので、これ自体はあまり意味がありません。
先生による評価については、あゆみ(通知表)の所見欄に記入されるとのことです。
あゆみの成績自体には直接影響しないようです。
今後は、児童・生徒がパソコンやタブレットからウェブ上で質問に回答する方法に変わっていくとのことです。
まとめ
以上、「児童・生徒の学力向上を図るための調査」について調べました。
まだ始まったばかりの調査なので、データも乏しく、どのような効果があるのかはよくわかりません。
今後、調査データが数年間溜まったところで、どのような示唆を得られるのかが見えてくると思います。