Z会小学5年生「公立中高一貫校適性検査対策コース」6月号の口コミ、感想、難易度、メリット、デメリットをレポートします。
自宅学習で公立中高一貫校の合格を目指している方、Z会の適性検査コースをご検討中の方のご参考になればと思います。
目次
- Z会小5公立中高一貫6月号口コミ 第1回「いろいろな文書を作る」
- Z会小5公立中高一貫6月号口コミ 第2回「天体の動き・天気の変化」
- Z会小5公立中高一貫6月号口コミ てんさく問題
- Z会小5公立中高一貫6月号口コミ まとめ
Z会小5公立中高一貫6月号口コミ 第1回「いろいろな文書を作る」
「表現力」をやしなうということで、「いろいろな文書を作る」という課題に取り組みました。
例題として以下の2つの文書を作成することに挑戦しました。
①ポスターに書く標語を考える
②手紙の内容を考える
練習問題では、例題からの応用として以下の2つが出題されました。
①会話文を読み、発表会のスケジュール表を完成させる
②香川県立中高一貫校共通の過去問題から、ポスターに書く内容を考える
記述の内容に語彙力と発想力が必要な問題です。
この問題を解くことが学習になっているというよりも、この問題でわからないことを普段の学習の中で潰していかないといけないという感じです。
語彙力についても同様で、時候の挨拶などこれまで学んだことがなかった知識を覚える良いきっかけになりました。
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Z会小5公立中高一貫6月号口コミ 第2回「天体の動き・天気の変化」
6月号の第2回は「教科基礎力」をやしなうということで、「天体の動き・天気の変化」の中で、太陽の見かけのうごきと影の出来方、天気による気温の変化について学びました。
内容としては、理科の基礎知識を深めるタイプの問題でした。
練習問題は、さいたま市立浦和中学校の問題を改編した問題から出題されていました。
日時計に棒の影を書き入れることで時刻を答えよ、という問題がありましたが、どのように記入するのかまでは指示がなく、問題慣れしていないと回答の仕方から迷ってしまう問題でした。
わが子もよくわかっておらず、記入方法で減点となっていました。
勘のいい子であれば出題者の意図を汲んで考えて記入することができるのでしょうが、やはり訓練が必要ですね。
適性検査の問題は、まず出題者の質問の内容を把握することが難しくて、中途半端な理解のままで回答しようとしてしまうというのが一番やってはいけないことなので、注意したいと思います。
ただ、今の時期ではこの問題を正解できなくても、「こういった問題は出題者の意図を読み取って解答しないといけない」ということを理解してくれれば十分だと思っています。
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Z会小5公立中高一貫6月号口コミ てんさく問題
添削問題は大問2問で、第1回で学んだ「いろいろな文書」と、第2回で学んだ「天体の動き・天気の変化」の学習内容を問う問題でした。
大問3問とも、過去の公立中高一貫校の問題をもとに、Z会がオリジナルで作成した問題だと思われます。
問題の質・レベルはちょうど良いと感じましたが、知識を定着させるための学習量・問題量としては物足りなさがあり、何度か繰り返して取り組む必要があると感じました。
Z会小5公立中高一貫6月号口コミ まとめ
Z会の公立中高一貫校適性検査対策の教材を4月、5月、6月と3カ月取り組んできました。
そこからわかったことがいくつかあります。
Z会の教材は、適性検査の学習すべきポイントを押さえた良い問題が選ばれていると思います。
一方で、かなりテクニックを身に着けることに寄った問題が選ばれているので、基礎学力や語彙力がおぼつかないままだと本来Z会が意図した学習のねらいを消化しきれずに終わる可能性が高いものになっています。
基礎が身についていれば、問題そのものはそこまで難易度は高くないので、時間さえかければ初見でも正解にたどり着くことはでき、解き方のテクニックをマスターすればさらに早く解くことができるようになれるという感じだと思います。
しかし、基礎が身についておらず問題の意図を読み取れないと見当はずれな努力をした回答しか書けずに終わってしまい、答えを見て答えだけ覚えてしまう感じで学習効果は半減してしまう感じです。
わが子でいうと、残念ながら後者に近い感じなので、まだ一人で解かせるには重い課題だと思います。
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