2022年(令和4年)の埼玉県川口市立高附属中学校の適性検査の問題、解答、出題方針、解説をまとめました。
川口市立高附属中については、適性検査Ⅰ、適性検査Ⅱ、適性検査Ⅲが独自問題として出題されます。
昨年に続き問題量の多さと中学受験的な算数の知識が必要など、難易度は高めの問題となっています。
来年度、受検を考えている生徒さんは腕試しに解いておくことをおススメします。
目次
川口市立高附属中 2022年(令和4年)適性検査 問題と解答
問題と解答例について、学校のホームページに無料で公開されています。
解答用紙もあるので、ダウンロードして印刷し、本番同様に解答用紙に答えを記入することをおすすめします。
川口市立高附属中 2022年(令和4年) 適性検査 解説
適性検査Ⅰ 45分
適性検査Ⅰの大問1は長文読解。
須藤靖貴著「どまんなか(3)」を読んで、小問5問に回答する構成でした。
6文字の書き抜き問題が1問、30字以内の記述問題が2問、45文字以内の記述問題が1問、選択問題が1問でした。
大問2も長文読解。
池内了著「パラドックスの悪魔」を読んで、小問5問に回答する構成でした。
書き抜き問題が2問、ことわざの意味を記述させる問題が1問、100文字以内の記述問題が1問、選択問題が1問でした。
大問3は社会の問題。
世界遺産についての資料を読んで、小問4問に回答する構成でした。
穴埋め問題が2問、資料を使った計算問題が1問、地図と資料を使った問題が1問でした。
大問4も社会の問題。
インターネットと選挙について、小問3問に回答する構成でした。
表の読み取りによる選択問題が1問、表の穴埋め問題が1問、複数の資料から読み取れる「インターネット投票の利点」を記述させる問題が1問でした。
「2022年度川口市立高附属中学校 適性検査」ホームページより
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適性検査Ⅱ 45分
適性検査Ⅱは、防災訓練から理科の問題。
大問1は生徒の会話と実験結果を読んで、てこと重さに関する小問5問に回答する構成でした。
文章の穴埋め問題が1問、実験結果の穴埋め問題が3問、計算とその理由を記述させる問題が1問でした。
大問2は、算数系の問題。
生徒の会話と資料を読んで、小問5問に回答する構成でした。
時刻表に関する計算問題が1問、平面図の問題が1問、場合の数の問題が1問、計算問題が1問、会話文から順番を推理する問題が1問、空欄を埋める問題が1問でした。
大問3は立体を使った問題。
与えられた条件と図を基に、小問3問に回答する問題でした。
積み木の数を数える計算問題が1問、条件を基に積み木の図面を答える問題が1問、積み木の面積計算とその理由を記述させる問題が1問でした。
適性検査Ⅲ 60分
適性検査Ⅲは教科融合問題。
大問1は理科についての生徒の会話や資料を読んで、小問7問に回答する構成でした。
図形描写が2問、穴埋め問題が1問、計算問題が2問、現象の理由を説明させる問題が1問、計算とその理由を記述させる問題が2問でした。
大問2は、プログラミング的思考についての問題。
与えられた条件で作動する装置について、小問5問に回答する構成でした。
文章の穴埋めとその理由を記述させる問題が1問、プログラム作動結果とその理由を記述させる問題が2問、計算問題が3問でした。
大問3は平面図形の問題。
与えられた条件と図を基に、小問3問に回答する問題でした。
計算問題が2問、平面図形の問題が2問でした。