2022年2月9日(水)に東京都の公立中高一貫校の受検合格者が発表されました。
それを受けて塾ごとの合格者も発表されていますのでご紹介します。
今回は、進学塾の大手、栄光ゼミナールの合格者数を見ていきます
目次
栄光ゼミ 2019年~2022年 東京都公立中高一貫校 学校別合格者数
合格者数は、2022年2月14日の時点でホームページに公開されている合格者数です。
2021年は、2月24日、2020年と2019年は、2月12日時点の数字だった(はず)ので、完全に比較できていないことをご了承ください。
2022年は東京都内公立中高一貫校全体で207名となりました。
さて、昨年に比べて、1名だけ増という結果になっており、ほぼ横ばいと考えていいと思います。
ただし、今年は両国と大泉で募集定員が増加しているため、できればその分は増加が見込まれていたと思います。
しかし、1名増にとどまっているので、実質減、という状況だと思います。
4年間の推移をみても、残念ながら右肩下がりで下落しており、2019年に比べると合格者数は約1/3になってしまいました。
両国、小石川、武蔵といったといった偏差値上位校で合格者減が3年間続いていましたが、2022年にはようやく歯止めがかかりました。
一方、九段、富士、白鴎という中堅校については、昨年、合格者減の流れをストップさせていたのですが、今年は再び減になってしまいました。
都立中高一貫校受験塾として実績をのばしているena(エナ)と比較すると厳しい状況ですね。
ネット調べの情報ですが、2019年に栄光ゼミナールが展開していた校舎数は440だったそうですが、現在では250になっています。
この状況からすると、校舎の数が減っているため、生徒数も減少し、その結果として合格者数も減少するという状況のようです。
この校舎数が減っているという状況が、塾の戦略として敢えて校舎を整理して抱えている生徒数を絞ることで合格率を上げている、ということであればいいのですが、単純に
入塾希望者が集められずに校舎閉鎖に追い込まれているだけだということだとジリ貧となってしまいますね。
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