2023年度(令和5年度)の東京都立中等教育学校及び東京都立中学校の海外帰国・在京外国人生徒枠募集の応募状況が発表されました。
海外帰国・在京外国人生徒枠募集を行っている学校は、白鴎高等学校附属中学校と、立川国際中等教育学校の2校です。
今年は白鴎中で募集定員が増加したこともあり、倍率はかなり下がりました。
東京都の公立中高一貫校の一般募集の受検応募状況、倍率はこちらです。
目次
2023年 都立中高一貫校(白鴎・立川国際)帰国・在京外国人枠 応募状況
2023年度の募集定員は、白鴎中が昨年から6名増となる30名で、立川国際も30名でした。
受検者数については、白鴎中が30名、立川国際中が33名でした。
昨年は白鴎が45名、立川国際中が46名でしたので、両校ともに約3割減という感じです。
一昨年の応募者数をみると両校ともに50名を越えていたので、ここ数年で一気に倍率がさがりました。
結果として、2023年度の入試倍率としては、白鴎は1倍、立川国際は1.1倍です。
毎年、数名の辞退者がでることを想定すると、実質、全員合格となる可能性が高いと思います。
帰国・在京外国人枠で定員割れとなった場合、一般入試の募集定員をその分増加させるのかどうかが気になりますね。
また、2020年度では2倍以上の応募倍率だったのですが、たった数年でここまで倍率が下がるとは驚きです。
もしかすると、帰国子女の方や、海外の方からすると、都立中高一貫校はあまり魅力的な学校として見られていないのかもしれません。
グローバルリーダーを育成することを目標としている学校としてはちょっと寂しい結果と言わざるを得ません。
どうぜ定員割れを起こしているくらいなら、極端に言えば、交換留学生を受け入れるなどの制度を作ってしまってもいいんじゃないかとも思いますね。