全国統一小学生テストとは、中学受験塾の大手「四谷大塚」が、毎年2回、6月と11月に開催している無料のテストです。
2006年にスタートして今年で17年目、通算で31回を数える実績があり、今や日本最大級の小学生テストとして広く認知されています。
2023年の第1回目は、6月4日(日)に開催されます。
全国統一小学生テストについて詳細をまとめてみました。
目次
全国統一小学生テストとは
全国統一小学生テストとは、年長生と小学1年生から6年生までが対象となるテストで、四谷大塚が無料で実施しています。
四谷大塚の生徒だけでなく、誰でも受験できます。
試験の科目は、年長が算数、国語の融合型問題で、小学1年生~3年生が算数と国語、小学4年生~6年生が算数、国語、理科、社会となっています。
6月の回の出題範囲は、1学期修了分までとなっています。
申込は四谷大塚以外でもやってる?
全国統一小学生テスト自体は、四谷大塚が行っているテストですが、申込や受験会場は、その他の大手塾でも行われます。
まあ、TOEICのテストを大学とかいろんな教育機関でやるのと同じですね。
なので、四谷大塚からだけでなく、実施会場となる塾からでも申込できます。
例えば、
早稲田アカデミー、臨海セミナー、明光義塾、京進、若松塾、などなど。
近くの個人塾などでも受付しているところがあると思います。
また、自宅受験は対応していません。
新型コロナウィルス感染拡大の懸念が和らいだこともあり、制限は設けられていません。
出題形式、解答、テストの難易度、結果、偏差値は?
問題の出題形式は、年長~2年生は記述式で、3年生~6年生はマークシート形式になっています。
解答や解説は、テスト終了後に配布されます。
テストの結果は、後日、返ってきます。
自分の点数だけでなく、偏差値もわかります。
全国統一小学生テストの偏差値50は、他の模試と比較しても基準が高めだと思われます。
理由としては、中学受験組から一般生まで幅広い子が受験することになるので、どうしても中受組と一般組での差が開いてしまうからです。
なので、もし一般生の方で、偏差値50を下回っていても、そこまで悲観することはないかと思います。
難易度としては、年長生は配点の80%、1年生は配点の70%、2・3年生は60%、4・5・6年生は55%が平均点となるよう、試験問題を作成しているそうなので、体感的にはそこそこ難しいと感じるレベルではないでしょうか。
決勝大会って何?
3年生から6年生の各学年の成績上位者50人は、四谷大塚の東京お茶の水校に招待されて、さらに上位30位をかけて争う決勝大会に進出できます。
過去の大会では、1位から30位までに入ると、成績優秀者として名前が発表され、IPADがもらえたそうです。
また、過去には、「アメリカIvyLeague視察団」という、ニューヨークやボストン、ワシントンを巡る10日間の研修旅行がプレゼントされるという企画も実施されていました。
ただし、一昨年はコロナの影響で決勝大会そのものが中止となりましたが、昨年は復活しています。
コロナがこのまま落ち着いて今年も決勝大会まで開催されるといいですね。