公立中高一貫校のはてなブログ

このブログは、全国の公立中高一貫校の受検について考察するブログです。 受検倍率や大学合格実績のデータ収集、適性検査問題の分析、受検勉強法、教材(進研ゼミ、Z会、ブンブンどりむ)や塾(ena、日能研、栄光ゼミ)の体験談口コミを紹介しています。 2019年に都立中高一貫校に合格しました。

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東京都公立中高一貫校 2022年度入試 塾別合格実績 ena SAPIX 早稲アカ 日能研 早友 臨海セミ 四谷大塚 栄光ゼミ Z会

2022年2月9日に、東京都の公立中高一貫校の入学検査合格発表が行われ、各受験塾が合格者数の公表を始めました。

 

対象としている塾は、ena、SAPIX、早稲田アカデミー、日能研、早友学院、臨海セミナー、四谷大塚、栄光ゼミナール、Z会です。

 

2022年3月31日現在で、四谷大塚、栄光ゼミナール、Z会の数字を追加しました。

これで各社が公表している数字が出そろいました。

 

これから受験を考える親御さんに向けて、受検塾の学校別合格者数をご紹介します。

 

目次

 

2022年 東京都公立中高一貫校 塾別の合格者数 比較表

 

上記の数字は、中学受験塾の東京都の公立中高一貫校への合格者数を2022年3月31日時点での各塾が発表していた数字をもとに記載しています。

 

繰り上げ合格などで塾側の追加カウントが出ている場合がありますので、正確な数字とは異なることをご容赦ください。

 

都立中高一貫校受検の大手、enaは、都立中高一貫校10校と九段中を合わせた11校合計で、949名の合格者が出ています。

 

内訳は、両国で80名、白鴎で73名、富士で98名、大泉で102名、武蔵で100名、小石川で71名、桜修館で62名、南多摩で95名、三鷹で86名、立川国際で120名、九段で62名でした。

 

合格者数カウントの基準に異議はあるものの、エナが独走状態であることは間違いなさそうです。

 

その他の塾では、SAPIXが武蔵で13名、小石川で24名、早稲田アカデミーが小石川で32名など、偏差値上位校を中心に合格者を出しています。

 

日能研と臨海セミナーでは、適性検査Ⅰに特徴のある桜修館で15名の合格者を出しています。

 

早友学院は両国に27名の合格者を出しており、両国に強い塾という印象です。

 

四谷大塚は武蔵、小石川、桜修館、両国という偏差値上位校への合格者数が多くなっています。

 

Z会はまんべんなくすべての学校に合格者を出しており、enaに次ぐ2位の合格実績となっています。

 

栄光ゼミナールは全体的にまんべんなく合格者を出しており、ena、Z会に次ぐ3位の合格者数となっています。

 

 

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2022年 東京都公立中高一貫校 塾別合格者数の考察まとめ

全体を総括してみると、富士、大泉、立川国際、南多摩、白鴎については、エナ以外の塾からの合格者数が少ないので、そもそもエナ以外の塾からこれらの学校を受検する子の数が極端に少ないと考えられます。

 

一方、両国、小石川、桜修館、武蔵、三鷹、九段については、エナ以外の塾からもそれなりの合格者数がでています。

 

エナは合格者数は多いですが、そもそも受検者数が多いので必然的に落選者数も多いと思われ、これらの学校については合格率が低い可能性があります。

 

特に、両国、小石川、桜修館、九段については、定員に占める合格者占有率が50%以下となっており、見方によっては苦戦しているとも感じられます。

 

少なくとも、立川国際や大泉の状況と横並びで比較できるものではなさそうだということはわかります。

 

本当は各塾の受検者数を調べて合格率を算出したいのですが、情報が公開されていないので、できなくて残念です。

 

また、通常の合格か、繰り上げ合格かもデータがありません。

 

辞退者=繰り上げ合格者が多く出る小石川では、私立難関校の併願受検ではないかと思われるSAPIX生の辞退を受けて、エナ生が繰り上げ合格という構図があるような気がしています。

 

各塾が公表している合格者数カウントの基準が違っているため、公表されている合格者数によって塾の実力を判断できないということにご注意ください。

その辺りのことはこちらの記事で言及していますので、気になる方はご覧ください。

 

www.tetsutyler.com

 

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