公立中高一貫校のはてなブログ

このブログは、全国の公立中高一貫校の受検について考察するブログです。 受検倍率や大学合格実績のデータ収集、適性検査問題の分析、受検勉強法、教材(進研ゼミ、Z会、ブンブンどりむ)や塾(ena、日能研、栄光ゼミ)の体験談口コミを紹介しています。 2019年に都立中高一貫校に合格しました。

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都立中受検の合格ライン 最低ラインの目安を検証してみた。適性検査と内申点の割合は?

都立中高一貫校の適性検査は何点取れば合格ラインとなるのか?

 

これは受検を目指した親とお子さんなら一度は検証してみたことがあるんじゃないかと思います。

 

今回は受検者にとって一番知りたい「都立中受検の合格ライン」について検証してみたいと思います。

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まず、適性検査の点数はどれくらいが合格ラインとなるのか。

 

これについては、わが子に手伝ってもらってデータを集めました。

というのも、入学した学校で同じクラスになった子に、得点開示の点数を教えてもらいました(笑)

 

ご協力いただいたクラスメイトの方たち、本当にありがとうございます。

 

おそらく、クラス分けは成績で片寄が出ないようにバランスをみて分けられているはずなので、1クラスの平均が出せれば、その結果をもとに学校全体の平均点として概ね考えることができるのではないかと思います。

 

クラスメイト全員のデータは取れませんでしたが、半数以上は取れたのでその結果を合計して平均点を出すことで合格ラインの点数が分かる、という考えです。

 

結果、ずばり、合格ラインとなる点数は、適Ⅰ、適Ⅱ、適Ⅲ、いずれも65~70%という結果となりました。

 

個別にみると、適Ⅰ、適Ⅱ、適Ⅲの点数にはかなりばらつきがありました。もっとみんな同じくらいの点数なのではないかと予想していたのですが意外でした。

 

極端な子では、適Ⅲがボロボロで、適Ⅰがほぼ満点というようなケースもあり、適性検査という割には、かなり偏った学力の子が入学しているケースが多いのかなという印象でした。

 

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一方、受検の前に提出する「あゆみ」の成績で決定される内申点については、具体的な数字は拾えず、だいたいこれくらいという話しか聞けませんでしたが、ある程度一定した合格ラインが見えてきました。

 

内申点については、各学校ごとに合計点に換算する割合が違うので、より高い点数が割り当てられている学校は特に注意が必要です。

 

各学校ごとの内申点についての詳細な検証は下記の記事を参考にしてください。

 

都立中高一貫校11校の報告書(内申点)の比較|九段・小石川・桜修館は特に注意! - 都立中高一貫校のはてなブログ

 

内申点については、おそらく8割~9割取れていることが合格ラインの目安になると思います。

 

「あゆみ」でいうと、ほとんどが「優(3)」という状態です。

 

小学校のレベルによりますがクラスで5番以内くらいの成績でないとこの点数は取れないと思いますが、都立中高一貫校の受検倍率が5倍、6倍ということを考えると、必然的にこのくらいの点数を取れる子が勝ち抜くことができると推測できます。

 

適性検査と内申点を合わせた合計でいくと、7割以上、1000点満点換算で700点~750点あたりが合格最低ラインとなるのではないかと思います。

 

当然、都立中高一貫校11校(九段含む)の学校ごとの偏差値や得点換算の違い、年度ごとの適性検査の難易度など、条件は微妙に変化するので一概には言えません。

 

また、これは昨年度のデータからの推論なので、来年以降の参考としてどれくらい使えるのかは未知数です。

 

なので、これは都立中高一貫校の受検を考えるにあたって、どれくらいが合格ラインなのかという、ざくっとした目安として参考程度と思ってみてください。

 

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