都立や公立中高一貫校の受検で小学4年生のうちに身に着けておいた方がいいことの一つが、計算力です。
都立や公立中高一貫校の受検の適性検査で出題される算数の問題は、解答にたどり着くまでに面倒な計算を繰り返し行わなければならない問題が必ずといっていいほど出題されます。
例えば小石川中では、過去の適性検査Ⅱの独自問題で、必ずと言っていいほど8桁の割り算問題が出題されています。
このような「単純作業の繰り返し」に時間をかけてしまうと、問題の解き方を考える時間がなくなってしまうため、絶対に短時間で解いてしまう必要があります。
この計算力を身に着けるためには、限られた時間内に計算を終える訓練を繰り返し行うしかありません。
そのための方法としては、いくつか考えられます。
公文式やそろばん、百ます計算などがその方法です。
うちの場合は、百ます計算をやらせていました。
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まずは1桁足す1桁の足し算からスタートして、引き算、掛け算、割り算とステップアップしていきます。
最初は計算を間違えることもあるし、計算を考えながら解く感じですが、同じ問題を数日繰り返すことで、答えを覚えてしまい、2週間後には初日の半分くらいの時間で解き終われるようになります。
これをひたすら繰り返し、少しずつ桁数を増やしていくことで、小石川中の8桁の割り算などに対応できるようになります。
基礎的な計算力が身についていないと、うっかり計算ミスでとれるはずの得点を落としてしまうということにつながります。
適性検査は出題数はそんなに多くはないため、1つの正解、不正解が合否を分けることになるので、基礎的な計算力は必ず押さえておいた方がいいと思います。
百ます計算なら、1日にかける勉強時間は2,3分、長くても5分くらいで済んでしまうので、毎日でも続け易いというメリットがあります。
ただし、途中でやめてしまうと感覚が鈍ってしまうので、とにかく継続することが大切です。
継続するためのコツは、親子で対戦してゲーム感覚でやるというのも一つの手です。
うちの場合は、私があまり計算は得意ではないので、かなり早い段階で子どもに勝てなくなりました(笑)
子どもとしては、親に勝てるとモチベーションが上がるようなので、それはそれでありだなと思っています。
そろばんや公文式に通うにしても、友達などと競いながら上の級を目指すなど、とにかく子どもが嫌がらずに続けていける方法で取り組んでいけばいいんじゃないかと思います。
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