自宅学習で都立中高一貫校を目指す小学5年生が、Z会中学受験コース「算数」6月号をやってみた内容をまとめました。
6月号は「立方体と直方体」「いろいろな立体」でした。
1回目と2回目の2段階の構成になっていて、それぞれ以下のような5単元に区分けされていました。
1回目
第1回:立方体と直方体、見取り図と展開図
第2回:面や辺の垂直・平行
第3回:立体の切断
第4回:立体の問題
第5回:復習
2回目
第1回:角柱・円柱
第2回:角すい・円すい
第3回:投影図、多面体・球
第4回:回転体
第5回:復習
目次
Z会中受算数6月号1回目 「立方体と直方体」
まず1回目。
立体の面や頂点、辺の概念の説明から、面積の求め方といった教科書レベルの基礎から入り、そこから「展開図」「立体の切断」「立体の積み上げ」といったステップへとあがっていきます。
出てくる立体の形はほぼ立方体のみで、まずは3次元の立体物の構造をちゃんと理解しようというような内容で、どの面とどの辺が、垂直、平行の関係なのかということを学ぶ内容になっています。
また、立体を開いて平面の状態にした展開図がどうなるのかということを想像する訓練も行います。
Z会中受算数6月号2回目 いろいろな立体
1回目では単純な立方体のみを扱いましたが、2回目では角柱や円すいなど、複雑な立体物を扱います。
また、正八面体などの多面体や、立体物の投影図なども扱い、かなり想像力が必要な内容に入っていく感じです。
さらに、入試問題でよくみかける回転体についても学びます。
Z会中受算数6月号のまとめ
今月号の難易度的には、Z会中学受験コースの例月からするとかなり易しい内容で、珍しく一人で練習問題まで解くことができました。
これまでの月号だと、基礎的な学習は本当にさらっと流すだけで、すぐに応用問題に入るスタイルが、Z会中学受験算数の流れでしたが、なぜか今月は基礎的な問題が多くなっています。
いつもの「最難関」問題だと、今月のテーマに別のテーマがかけあわさったような応用問題(比✕和差算など)だったりすると思っているのですが、今月は通常の問題よりちょっと難しい程度の割と優しい出題でした。
立体の切断とか、展開図とかは、ロジックというよりは感覚みたいなところがあるので、感覚の部分は教えるのが難しいからということでレベルを落としているのかもしれん。
わが家としては普段の月号もこれくらい丁寧にやってくれた方が助かるなと感じました。
今回のテーマである「立体」は、都立中高一貫校の適性検査では「サイコロ問題」として出題されることが多い分野だと思います。
都立中高一貫校の適性検査のサイコロ問題対策 天才脳ドリル空間把握
小学校の算数というと、基本的には論理(ロジック)の問題が多いと思うのですが、「立体」という分野に限って言うと、ロジックよりもひらめきや想像力が求められるかと思います。
そういった意味で、適性検査型に対応したひらめきや想像力といったスキルを鍛えるのには立体の問題は良い練習になると思います。