公立中高一貫校のはてなブログ

このブログは、全国の公立中高一貫校の受検について考察するブログです。 受検倍率や大学合格実績のデータ収集、適性検査問題の分析、受検勉強法、教材(進研ゼミ、Z会、ブンブンどりむ)や塾(ena、日能研、栄光ゼミ)の体験談口コミを紹介しています。 2019年に都立中高一貫校に合格しました。

広告

ベネッセ「中学総合学力調査」とは?結果の見方は?大学入試改革との関係は?

ベネッセが全国の中学校向けに作成しているテスト「中学総合学力調査」について。

ご紹介します。

 

都立中高一貫校に通うわが子が先日受けて結果が返ってきましたが、これってどういう調査なの?

 

前に「学力調査推移調査」を受けたけど、何が違うの?

結果はどのように見ればいいの?

大学入試改革と関係あるの?

疑問に思ったので調べてみました。

f:id:tetsutylor:20220102105130p:plain

目次

中学総合学力調査とは

内容的には大学入試改革を意識した問題、評価方法となっており、これまでの学力テストや学力推移調査とは全く異なるものになっているようです。

 

他の模試と違い、「教科における知識・技能と思考力・判断力・表現力を一体的に問う」ことを出題コンセプトにしているのが特徴です。

 

教科は、国語、英語、数学、そして「教科融合」という科目があります。

 

教科融合は、教科の枠を超えた出題となっており、都立中高一貫校受検の適性検査のような内容となっています。

 

これは、大学入試改革による出題傾向の変更に合わせてきているようです。

 

調査結果の見方

結果は、点数や偏差値ではなく、「得点率」と「レベル」という形で表されます。

 

この2つの指標を基に、自分の強みと弱みを把握して、今後の学習改善につなげていこうという目的があります。

 

教科ごと得点率は0~100%、レベルは1~4まで分かれています。

さらに、教科内での観点別成績として3つの観点で詳細な成績が表示されます。

 

国語では、

「内容を理解する力」「内容を深く考え、分析、評価する力」「筋道をたてて表現する力」の3つに分かれます。

 

数学は、

「現実の問題と数学を結びつける力」「数学的に考察、処理し、振り返る力」「数学的に表現し、コミュニケーションする力」の3つに分かれます。

 

英語は、

「英語で内容をつかみ理解する力」「英語の情報を組み合わせて判断する力」「読み手に伝わる英語で表現する力」の3つに分かれます。

 

教科融合では、

「理解、整理する力」「熟考、推論する力」「表現する力」の3つに分かれます。

 

それぞれの観点別成績で、得点率とレベル(B、A、S)の評価が付きます。

さらに、解答結果に対して、力不足だったと思われるところについてのアドバイスが記入されています。

 

まとめ

結果については上記のとおり表示されるのですが、Sだったら国公立大学レベルだとか、そういった指標が何も示されていないので、これで何がわかるのか疑問が残ります。

 

学校からも特に結果についてのサポートはありませんでした。

 

国や教育委員会が、生徒の学力を調査するということが主目的になってしまっているようなので、もう少し生徒の学力向上に役立たせることができるものにしてほしいと思いました。

 

www.tetsutyler.com

 

www.tetsutyler.com

 

広告

プライバシーポリシー お問い合わせ